薄物を得意とする商社です。
多彩な鋼材を責任を持ってご提供します。
取扱製品(在庫品)
普通鋼・電磁鋼鈑も取り扱っております。
受注から納品まできめ細やかな対応を心掛け、単に作業をこなすだけではなく、
スペシャリストとしての知識と提案力を活かした積極的な姿勢でお客様と接します。
ステンレス
鋼種(類似規格) 仕上げ 板厚(㎜)
NSSEM-2(SUS444) BA 0.1・0.2
NSSEM-2(SUS444) 2D 0.3・0.4・1.5
NSS442M3(SUS430J1L) 2D 1.0
NSS442M3(SUS430J1L) 2B 1.5・3.0
NSS304ES 2B 0.2・0.3・0.4
NSSSCR 2B 0.4
鋼帯 幅公差±0.1㎜
(板厚0.1㎜の幅公差は±0.05㎜)
電磁鋼鈑
NSSMAG-1 2D 0.5㎜
他
鋼材説明
鋼材の特性と用途例を記します。
NSS EM-2 高耐熱フェライト系ステンレス (18.5Cr-1Mn-2Mo-Nb-LCN)
特性
・18Crをベースとしたフェライト系ステンレス鋼で、Nb・Moの添加により非常に優れた高温強度特性を示します。
・高温酸化特性、特にスケール密着性に優れています。
・金属組織はフェライト単相を呈し、溶接性および溶接部の加工性に優れています。
用途
EGRクーラー・エキゾーストマニホールド・廃熱回収機器
NSS 442M3 フェライト系ステンレス鋼 (19Cr-0.5Cu-Nb-LCN)
特性
・低Niによる安定した価格設定になっていて、用途に応じてSUS304代替材として広く使用されています。
・NSS442M3の孔食電位は、SUS430に比べて高く、ほぼSUS304と同等で、塩化物イオンに対する
不動態被膜の抵抗性が強い事が分かります。
また、BA仕上げと#600研磨の表面仕上げによる孔食電位の差が無いことから、表面キズによる
耐食性の劣化は小さいことが期待されます。
用途
EGRクーラー・屋根材などの建築部材
NSS 304ES 極軟質オーステナイト系ステンレス鋼 (17Cr-8Ni-1.6Mn-3Cu-LC)
特性
・SUS304に対してC・NとSiを低減して軟質化および低耐力化を図り、Mn・Cuを添加して
加工硬化の低減を図るとともに、適正な延性が得られるよう成分設計しています。
・極軟質性およびSUS304と同等以上の高加工成形性を兼ね備えています。
・極軟質と低加工硬化性を有するため、精密打抜きや冷間鍛造加工金型への負荷の大幅な低減が可能です。
そのため設計自由度の向上が期待できます。
用途
ABSセンサーキャップ・ガスセンサーキャップ
NSS SCR 温水器用オーステナイト系ステンレス鋼 (18Cr-12Ni-3Si-2Cu-1Mo)
特性
Si・Cuにより耐応力腐食割れ性の改善を図っています。また、Mnの低減およびMoの添加によりSUS316と同等の
対隙間腐食性を示します。さらに溶接時には酸化スケールの生成が少なく、溶接部での耐食にも優れています。
用途
屋内給湯配管・ガス給湯器部品
NSS MAG1 フェライト系軟磁性ステンレス鋼 (11Cr-Ti-LCN)
特性
直流および交流磁場での軟磁気特性に優れ、かつ加工性にも優れています。
用途
位置センサーのコア
最高級品質のブランド
信頼できる品質保証
業界トップのブランド
日本製鉄の製品は揺るぎない信頼性を誇ります。弊社ではこのブランドによる製品を数多く取り扱ってまいりましたが、鋼種の豊富さ、そして品質には常に感心させられます。日本製鉄の製品を誇りを持ってお届けします。
優れた品質
その非常に高い信頼性から、2007年の創業より、ずっとお付き合いさせていただいています。車載のEGRクーラー(排ガス再循環システム)や家電用温度センサーからガスセンサーに至るまで使用されております。
不可能を可能に
日本製鉄の製品はあらゆる建設・産業関連のご要望に応じ、これこそが真のクォリティーだと弊社は信じています。
ステンレスとは?
ステンレスの意味
ステンレスとは「Stainless」のことで、「Stain」:汚れ・錆 と「less」:~しない で「錆びない」という意味です。
ステンレス鋼の定義
ステンレス鋼とは、日本工業規格(JIS)でSUS(Steel Special Use Stainless)と定義され、「耐食性を向上させる目的で、鉄を主成分としてCrやNiを含有させた合金鋼で、一般的にはC含有量が1.2%以下、Cr含有量が10.5%以上の合金鋼」をいいます。
耐食性:鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜(不動態皮膜)が形成される。この膜はたいへん強く、たとえ破壊されてもまわりに酸素や水蒸気、水などがあればすぐに再生して耐食性を保持する。
ステンレスの分類
成分 金属組織 代表鋼種
・クロム系ステンレス 13%クロム マルテンサイト SUS410
18%クロム フェライト SUS430
・クロムニッケル系ステンレス 18%クロム8%ニッケル オーステナイト SUS304
ステンレスの規格と表面仕上げ
規格
ステンレスの規格は日本工業規格(JIS)に定められています。
鋼種と記号
1.ステンレスを表す記号
ステンレス鋼材(板・帯・棒・線・管):SUS(Steel Use Stainless)
ステンレス鋳鋼品:SCS(Steel Casting Stainless)
耐熱鋼鋼材:SUH(Steel Use Heat resisting)
耐熱鋼鋳鋼品:SCH(Steel Casting Heat resisting)
2.鋼種記号(SUSに続く3けたの数字)
200番台:クロム・ニッケル・マンガン系
300番台:クロム・ニッケル系
400番台:クロム系
600番台:高温高強度合金系
また、数字の前後にアルファベットが付いているものがあります。代表的なものは
L:低炭素(Low Carbon)の意味
J:日本(Japan)の独自鋼種の意味
XM:ASTM(アメリカ材料試験協会規格)規格での特許鋼種
N:窒素添加の意味
形状を示す必要がある場合は、鋼種記号の末尾に次のようなアルファベットを付けて区別します。
B:(Bar)= 棒
HP:(Hot Plate)= 熱間圧延鋼板
CP:(Cold Plate)= 冷間圧延鋼板
HS:(Hot Strip)= 熱間圧延鋼帯
CS:(Cold Strip)= 冷間圧延鋼帯
主な表面仕上げ
No.1:熱間圧延後、熱処理・酸洗または、これに準ずる処理をほどこしたもの
No.2D:冷間圧延後、熱処理・酸洗したもの。また、これをつや消しロールで軽く冷間圧延したもの
No.2B:No.2D仕上げ材にに適当な光沢を与える程度の軽い冷間圧延したもの
BA:冷間圧延後、光輝熱処理を行い、さらに光沢をあげるため軽い冷間圧延をほどこしたもの
No.3:No.2DまたはNo.2B仕上げ材を100~120番の砥粒の研磨ベルトで研磨したもの
HL(ヘヤライン):適当な粒度(通常150~240番の砥粒が多い)の研磨ベルトで髪の毛のような長く連続した
研磨目をつけたもの
会社概要
社名 T.Mメタル株式会社
代表者 代表取締役社長 松尾 宏
所在地 〒252-0804
神奈川県藤沢市湘南台1丁目7番地4号 綴(つづり)ビル203
資本金 5百万円
設立 2007年8月1日
従業員数 4名(2024年8月現在)
売上高 11億6百万円(2024年7月期)
事業内容 ステンレス鋼スリットコイル・ステンレス鋼板・普通鋼スリットコイルの加工販売
主要取引先 ・日本製鉄 株式会社
・日鉄ステンレス 株式会社
主要取引先商社 ・株式会社 カノークス
・株式会社 サステック
・山文中川ステンレス 株式会社
・西山鋼業 株式会社